ジリジリと迫り来る偏頭痛|激しい痛みから逃れるために

頬に手を当てる女性

頭痛の程度

女性

私達が痛みを感じるのは、皮膚などに張り巡らされた神経に痛覚というものがあるからです。この痛覚があることで、例えば刃物で指を切ってしまったり、金槌で間違って手を叩いてしまったり、イヌやネコにひっかかれた時に痛みを感じることが出来ます。では、頭痛もひょっとして痛点が痛みを感じているのでしょうか?しかし、ここで問題なのは、頭部の痛みなら何でも頭痛なのかというとそうではなく、頭にたんこぶが出来たり、切り傷ができた時の痛みは、頭痛とは言いません。医学的には、頭痛とは表面痛(頭皮など)に生じる痛みではないものとされています。原因となるのは血管の収縮や拡張、そこから引き起こされる血流不足に寄る細胞の酸欠状態などですが、これらの頭痛はストレスが大きく関与しています。

頭痛をストレスで発症するには、まず私達の体を制御している神経のことを知らなかければいけません。私達の体には、交感神経と副交感神経という2つの神経系があるのですが、これらはすとれすと密接に関係しています。仕事をしている時、勉強をしている時などに頭痛を感じやすいのは、ストレスによる頭痛が、主に交感神経が活発なときに起きやすいからです。交感神経が活発になると、脳の血管は萎縮して小さくなりますので、必然的に脳内に流れる血液の量が少なくなり、脳内が酸欠状態になることで痛みが生じます。また、反対に血管が拡張することでも、頭蓋骨や髄液という、脳の周囲に満たされた液体が圧迫されるので、激しい痛みを覚えるのです。血管が拡張するのは主に副交感神経の働きで、リラックスしたことにより血管が拡張して急に血流が良くなります。頭痛はストレスが関与しているというのは、この神経の働きに左右しているというのが、大きな理由となっています。

ストレスが原因の頭痛には、痛みの程度も様々です。今頭痛が生じているのかと自分で気がつけるかわからない程度の微弱なものもあれば、日常生活に支障をきたすほど厳しい痛みが生じている場合もあります。ストレスの感じ方が人それぞれなので、頭痛がストレスにより生じたとしても、その痛みはかなり個人差が出てきてしまうのです。必要に応じて頭痛薬を頓服したり、あるいはストレスから逃れて、リラックスする事で頭痛の解消をすることが必要になります。ここで厄介なのは、頭痛がストレスになってしまい、悪循環に入ってしまうことがあるということです、特に激しい頭痛は睡眠不足の原因にもなるため、まずは頭痛を止めることから始めていきましょう。また、頭痛をストレス性だと決めつけるのも問題で、これは他の病気による頭痛を見逃してしまう原因になるからです。頭痛とストレスは密接に関係していますが、それが必ず頭痛に反映されるかは、これもまた個人差がありますので、頭痛が長く続くようなら、専門の医療機関の受診も必要です。